日本版ISA(少額投資非課税制度)の賢い使い方

日本版ISA(少額投資非課税制度)であるNISA(ニーサ)を活用して投資を行なう場合、何にどのように使ったら最大限にメリットを享受できるのか?賢い使い方とはいったいどういうものでしょうか。

さまざまな制限があり使い方が悩ましい
日本版ISA口座NISA(ニーサ)は非課税枠なので、支払わずに済む税金が多くなる=売却益・配当金が多いほどよい、つまり期待リターンが大きい商品に投資するのがよい、しかも5年間という期間をきっちり使い切る、という考え方がベースとしてあると思います。

高配当の株式に投資するのはどうでしょうか。配当金(インカムゲイン)は、値上がり益(キャピタルゲイン)に比べると相対的に金額が小さいので、非課税メリットを十分に活かしているとは言えないかもしれません。

しかし、5年後に株価が上がっているか下がっているかは誰にもわからないので、確実に5年分の配当金の税金が非課税にできるので、あるいは選択肢として入ってくるかもしれません。

また、年齢によってもNISA(ニーサ)口座の最適な活用方法は違ってくるでしょう。30代なら資産形成のためにインデックスファンドに、年配の方は老後の資金づくりや株主優待目的で個別銘柄の株式に、年金生活の方は毎月分配型の投信で配当金の税金を節約、といった方法もありそうです。

非課税枠は再投資できないので長期投資がおすすめ
もうひとつ使い方を考えるうえで重要なのが、一度NISA(ニーサ)口座にある株式などを売却してしまうと、その枠は再利用できないという点です。そのため、頻繁に売買する投資方法は向いていません。

NISA(ニーサ)口座の期間は5年間ですが、例えば3年目にある程度値上がりしたからといって売却してしまうと、その後2年間空いた枠が使えなくなりムダになってしまいます。

いちばん理想的なのは、5年間ずっと持ち続けて、配当金等を受け取りながら、かつ株価(もしくは基準価額)が購入時より上がっていれば成功と言えるでしょう。

日本版ISAであるNISA(ニーサ)はそもそも長期投資を促す狙いがあって導入されている面もあるので、長期投資に合った株式やETF、投資信託などを選ぶのがよいのかもしれません。

ちなみに、金融庁は日本版ISAのNISA(ニーサ)を「投資の初心者向け制度」と位置づけ、使い方としては複数資産に分散投資するバランス型投信などが適していると考えているようです。また、証券会社も、ISA用に設計した投信などを出してくる可能性があります。

投資した商品が値下がりしたら・・・
例えば、NISA(ニーサ)口座で50万円で購入した株式が40万円に値下がりした場合、損失には税金はかかりませんので、もちろん非課税メリットも享受できません。

しかもNISA(ニーサ)口座は特定口座と損益通算できないので、他の株式の売却益と損失を相殺することもできないので注意が必要です。

さらに、NISA口座にある株式は5年経過後は特定口座に移管できますが、移管時の時価が取得価額となります。つまり50万円で購入した株式が40万円に値下がりした場合、特定口座に移管すると取得価額が40万円となってしまうため、10万円の損失分は損益通算できない点も気をつけたいところです。

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