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海外ETF購入時のチェックポイント
海外ETFは外貨建て外国資産の金融商品であり、市場状況によっては元本割れのリスクがあります。そのため購入時にはしっかり内容を確認しましょう。
各海外ETFの商品概要は、「外国証券内容説明書」で確認できます。証券会社のサイトや運用会社のサイトで見ることができます。
確認すべきポイント
・何の指数(インデックス)に連動するETFなのか(MSCIコクサイ指数など)
・投資対象はなにか(株式、債券、リート、コモディティなど)
・純資産総額(規模が小さすぎないか)
・分配金の支払い頻度(年1回、四半期に1回など)
・分配金の利回り
・運用コスト(信託報酬は何%か)
・売買単位(10口、100口など)
・上場先(国、通貨)
純資産総額が小さいと、流動性リスク(出来高が少なく自由に売買できない)があったり、上場廃止のリスクも出てくるので、規模の大きい海外ETFがよいでしょう。
また、当該ETFの過去の数年分のチャートや運用報告書をみて、指数との連動性に問題はなかったか、分配金の支払実績、経済危機などの際に大きな値下がりがあったかなどを確認するとよいでしょう。
海外ETFの用語
海外ETFでよく使われる用語です。
トータル・リターン
投資元本に対して一定期間内でどのくらい総合的な収益が得られたかの率。キャピタルゲイン(株価の変動による収益)とインカムゲイン(配当収入・利子)を合計したものを投資元本で割って算出します。
プラスの場合もあればマイナスのこともあります。
トラッキング・エラー
ETFの収益率と、連動対象とする指数の収益率を比べたときの乖離度合い(標準偏差)のこと。
NAV(Net Asset Value)
ETFが保有する株式などの資産の価格から計算されたETF1口あたりの評価額(純資産価値)のこと。
基準価額とも呼ばれます。ETFを購入するとき、いくらで買うのがよいのか?高すぎたりしないかを判断する材料の1つとなります。
ベーシス・ポイント
1%の100分の1=0.01%のこと。10ベーシス・ポイントは0.1%、100ベーシス・ポイントとは1%となります。
フル・リプリケーション
指数を構成している全ての銘柄を、指数と同じ構成比率で組み入れるポートフォリオの構築方法。