新興国へ投資する海外ETF

これから成長が期待される新興国への投資はETFが適しているといえます。海外ETFなら現物株式や投資信託よりも割安なコストで投資できます。

新興国は証券取引市場もまだまだ整備が進んでおらず、個別の企業の株式に個人で投資するのはなかなか大変です。個別の企業を選別する情報も日本では不足していますし、カントリーリスクに加え、銘柄の選別リスクまで抱えなくてはなりません。

それが、海外ETFでは中国、南アフリカ、ブラジル、台湾、韓国などの新興国を対象とした海外ETFがあり、手軽にに投資することができます。十分に分散が効いたポートフォリオを購入でき、新興国の株式市場全体に連動した投資効果が期待できます。

新興国全体に投資するエマージング海外ETF

中国、ブラジル、ロシアなど各国に個別に投資する海外ETFもありますが、新興国の成長性をある程度享受したいものの、1つの国に投資するのはリスクが大きいと思う人には、新興国全体にまとめて投資できる海外ETFがおすすめです。

[EEM] iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンドは、新興国25カ国を対象とするMSCIエマージング指数に連動する海外ETFです。

MSCIエマージング指数は、中国、ブラジル、韓国、台湾、ロシアなどがメインの新興諸国市場25カ国をカバーする指数です。日本でもBRICsの投資信託が人気ですが、この海外ETFなら新興国全体へ幅広く分散投資できます。

ただし、MSCIエマージング指数は、中国・台湾・韓国の3カ国でポートフォリオ全体の約4割を占めるため、新興国でもアジアの影響を強く受けます。また、割合は小さいものの、地政学的リスク(カントリーリスク)が比較的大きいイスラエルやパキスタン、ヨルダンといった国も含まれているので、分散しているとはいえ注意が必要です。

投資信託との比較

新興国に投資する投資信託では、信託報酬が2%を超えるものが多いです。対して、ETFの場合はだいたい0.7%程度のものが多く、保有コストでみれば投資信託より海外ETFの方が割安です。MSCIエマージング指数に連動するETFの運用報酬は0.74%です。保有しているだけで日々かかるコストなのでこの差は大きいです。

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